西蔵院の池辺に菖蒲が咲き始めました。 5月初め頃からが盛りとなる花でございます。 鮮やかな紫色は非常に存在感があり、床に生けるときも菖蒲のみで成立するほどでございます。 その昔はカキツバタが主流であり、江戸時代前半には多くの品種がございました。 古典園芸植物の一つでもあり、小堀遠州もカキツバタを歌ったものを残しております。 江戸時代後半には菖蒲が発展していき、カキツバタは現在では希少な花の一つのようです。
ページトップへ