素晴らしい試みを岐阜新聞社さんの記事で読みましたのでご紹介いたします。
私も年を重ねる事に手作りのあたたかさを再確認いたします。
美濃和紙の里、美濃市蕨生にある牧谷小学校で28日、6年生19人が和紙で卒業証書の紙漉(す)きに取り組んだ。
同校は2009年に二つの小学校が統合し、誕生。校舎には地元の伝統産業の学習として、紙漉き専用の工房を備え、全学年で美濃和紙の授業を行っている。この春の卒業生は同校を6年間通った初めての児童たちになる。
紙漉きへの準備は昨年10月に開始。美濃手すき和紙協同組合の職人から技法や原料となるコウゾの下処理などを教わってきた。この日は職人5人が手ほどき。児童らはまず、簾桁(すけた)を前後左右に揺らす「流し漉き」で1人2枚を丁寧に漉いた。それらを重ねた上に、パルプなどでこしらえた校章を載せ、職人が漉いた和紙をさらに重ねて仕上げた。校章は茶色に染まっていて、透かしになる。
児童は「卒業式でもらえる紙ができてよかった。牧谷小の伝統として一生懸命に漉いて残していってほしい」と話していた。
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岐阜新聞社 記事より引用