今年の春彼岸は、3月21日が春分の日ですから、そこをお中日として3月18日~3月24日の一週間です。
春分の日は毎年違いますので、彼岸もそれにならい前後します。
春分は24節気の一つで、昼と夜の長さがほぼ同じになり、太陽は真東から昇り、真西に沈むといわれております。
そんな神秘性から、昔から特別な日として扱われているのです。
仏教ではこの世を此岸、あの世(仏様の世界)を彼岸といいます。此岸は東側、彼岸は西側にあるとされ、真東から太陽が昇り、真西に沈んでゆくお彼岸に私たちは仏様
に想いをはせるのです。
日本人は昔から、何気ない季節の変化に想いを込めて生活をし、生きていることを実感し、又生かされていることを思い知るのです。
ちなみにこのお彼岸という行事は日本独特の風習で、仏教誕生の地インドにはないそうです。
春の風を楽しみに、お彼岸にご先祖様に手を合わせましょう。