智積院の庭園は利休好みの庭と伝えられ、桃山時代に中国の廬山を模って造られた。正面は江戸時代に修築されたもので、石組みと植込みが交互に並び、洗練された美しさが築庭の極限を表現している。庭を全体的に見ると、小さなもの特有のきめ細かい所を見せながらも、類のない雄大さと重厚味をかんじさせられる。 名勝庭園の傑作の一つ数えられ、五月下旬から六月下旬にかけてサツキの頃に見ごろを迎える。
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